問い合わせほぼゼロのホームページが、10か月で「新規募集停止」を考えるまでに。——となみ野興学館さまのHPリニューアル
ご依頼内容

クライアント:
となみ野興学館さま(富山県砺波市・学習塾)
公開:
2025年10月
提供サービス:
ヒアリング・構成・文章・撮影・デザイン・ロゴ制作・WordPress実装・公開後の保守運用
ご相談前の課題
テンプレート型のホームページはあるものの、そこからのお問い合わせはほぼゼロ。新規の入会は、既存の塾生さんからのご紹介が頼りでした。
少子化がすすむ中で、「紹介以外の入口をつくりたい」。それがリニューアルのご依頼のきっかけでした。
見つけた「良さ」

ホームページに使う写真を撮影するため、実際の授業にお邪魔しました。
そこで印象的だったのが、先生と生徒さんの距離の近さ。とても質問しやすい空気が流れていました。
となみ野興学館には、大手塾のような「教科ごとの一斉授業」がありません。
生徒さんはそれぞれ、図書館で自習するような感覚で自分の決めた学習に取り組み、分からないことがあればすぐ先生に質問できる。
授業を”聞く”受け身の学びではなく、自分で取り組み、自分で質問して理解する仕組みが、教室の空気そのものとして出来上がっていました。
そしてもうひとつ。料金が「1教科いくら・週何回」ではなく、月額固定で5教科対応・通い放題という制度設計であること。
しかも、その金額は思わず「安すぎませんか」とお伝えしてしまったほど良心的です。
お話を伺うと、先生は「塾を大きくしたい」よりも「一人ひとりの生徒ときちんと向き合いたい」という思いで一貫していて、この制度はその表れでした。
この謙虚さと制度設計こそが、大手には真似のできないこの塾の「良さ」だと確信し、サイト全体をこの2つが伝わる構成にすることを決めました。
デザインの意図
1. ファーストビューは、先生と生徒さんの「実際の写真」
自宅の一室で開かれている個人塾にとって、いちばんの入口の不安は「どんな先生が、どんな雰囲気で教えているんだろう?」です。
だからこそ、素材写真ではなく、実際の授業風景——先生と生徒さんの距離感がそのまま伝わる写真を最初に置きました。
2. 手書きの付箋を、そのまま載せる

生徒さんや保護者の方から口コミを集めていただいたところ、アナログな先生らしく、手書きの付箋で集まってきました。これを打ち直してきれいに整形するのではなく、付箋そのものを写真に撮って掲載。手書きの文字が持つリアルさは、どんなに整ったデザインよりも信頼を伝えてくれます。
3. サイトの外側もあわせて提案
ホームページは公開してすぐに反応が出るものではありません。そこでヒアリングの段階から、Googleマップの情報整備(写真の充実・口コミのご依頼)もあわせてご提案。「地域で塾を探す人の動線」全体を整えました。
公開後の10か月——ここからが本番でした
公開から1週間足らずで、それまでほぼゼロだったお問い合わせが1件。
ただ、その後は少し増えたものの、大きくは伸びない期間が続きます。
そこで月額保守の中で細かな改善を続けながら、ブログの投稿をご提案。
公開半年後から先生が少しずつ記事を書き始めると、お問い合わせが徐々に増え始めました。
そしてついに、公開から10か月の7月は、新規入塾者が過去最高の7名。「新規募集の停止」も視野に入るまでになりました。
そして今、課題は「問い合わせの量」から「質」へ移っています。
増えたお問い合わせの中には、塾の方針と合わない方からのものも。
次は「この塾の考え方が正しく伝わり、合う方に届く」ためのコンテンツ修正に取り組んでいます。
サイトは、公開してからが本番。数字を見ながら、次の一手を一緒に考え続けています。
この事例のポイント
- 問い合わせほぼゼロ → 公開10か月で月5件、新規募集停止を検討するまでに
- 成果を生んだのは公開時の設計だけでなく、公開後の改善とブログの継続
- 現在は「量」から「質」へ、次の課題に一緒に取り組み中
同じような課題をお持ちの方へ
「サイトはあるけれど、問い合わせにつながらない」——その原因は、デザインの古さよりも、あなたの商売の「良さ」がまだ言葉と形になっていないことかもしれません。
まずは、お話を聞かせてください。


